カンナビジオールの略であるCBDは、1940年頃に麻から発見された化合物であるカンナビノイドのうちの1つです。
この物質は麻に自然に存在し、近年では健康とライフスタイルの向上のためにCBDオイル、CBD Vape&Eliquids、グミ、カプセル、などに含有し、使用されています。
麻のもう一つの主要成分であるテトラヒドロカンナビノール(THC)とは異なり、CBDは気分を「ハイ」にすることはありません。
麻の花穂ではなく、種や茎から抽出され、正しく抽出されたCBDを使用している場合、ハイになることはありません。
摂取方法によって、呼び方や体感も異なるCBD製品を紹介します。
CBDを含んだオイルを直接飲む、ティンクチャーと呼ばれるCBDオイルは、口腔内や舌の裏側にゆっくりとなじませることで、より効果的にCBDを取り入れることができます。
ベースオイルにはMCTオイルが採用されることがほとんどで、MCTオイルは一般的なオイルと比べ、速やかに分解され、エネルギーになりやすい健康的なオイルです。
エディブルとは、「食用」という意味です。
ティンクチャーは数滴を舌の裏側から体内に吸収させますが、食べるタイプは胃でCBDを吸収します。
そのため効き目の実感が遅く、その代わり効果が長い時間続く特徴があります。
グミ、ガム、ドリンクなど様々なCBD商品があります。
美容だけではなく、肌や筋肉・関節をケアしたい人にCBDコスメは愛用されています。
最近では、スキンクリームやバーム、ロールオン、シャンプーなど、何百種類ものブランドがCBDをコスメに取り入れています。
CBDは、ベイプ機器を使用することで、蒸気化させたCBDを吸い込んで体内に取り込むことができます。
鼻や喉の粘膜からCBDを吸収することができるので、非常にスピーディな体感を得られ、効率的に利用できるのがポイントです。
CBDベイプリキッドやCBDワックスなどが、吸引する主な方法です。
CBDリキッドは特に様々なフレーバーが楽しめることが特徴です。
「初めてで何を選んでいいかわからない」という方には、まずは使い捨てのCBDデバイスなどでCBDの効果を実感していただくことをお勧めしています。
CBDアイソレート、ブロードスペクトラムCBD、またはフルスペクトラムCBDで作られたCBD製品が市場に混在していますが、それらはどういう意味で、違いは何なのでしょうか?
CBDアイソレートは、麻の他のすべての化合物からCBDのみが分離された状態であり、アイソレートに存在するカンナビノイドはCBDだけです。
CBDアイソレートを使用している製品は、麻本来の香りが少ないため、麻特有の青っぽい香りが苦手な方におすすめです。
ブロードスペクトラムCBDとは、フルスペクトラムCBDからTHCが除去されたものです
ブロードスペクトラムCBDには、複数のカンナビノイドやテルペンが含まれており、これにより少し麻っぽい風味が得られます。
カンナビノイドが相乗して作用する「アントラージュ効果」と呼ばれるものを作り出すため、ブロードスペクトラムの製品はアイソレートのみを使用した製品より効果的であると言われています。
これは、すべてのカンナビノイドとTHCが含まれている麻抽出物の形態です。
製品にフルスペクトラムの表記がしてある場合、THCが含まれている可能性があります。
日本で見かける多くのブランドは、違いを知らずにブロードスペクトラムの製品にフルスペクトラムの表記をしていることがあります。
しかし、実際にTHCを含有し、違法性が認められた製品も国内で流通していました。
そのため、日本国内でフルスペクトラムの表記の製品は安易に手に取らないことをお勧めします。